Specification Status Summary

この記事は英語の原文を日本語に翻訳したものです。原文: https://opentelemetry.io/docs/specs/status/

翻訳元: open-telemetry/opentelemetry.io static-snapshot(2026-08-28時点)

このページは、2026年8月28日にopentelemetry.ioのSpecification Status Summaryページから取得した内容の静的なスナップショットです。原文はビルド時に各仕様書の最新の安定度を動的に埋め込むショートコードで生成されているため、このページの内容は時間の経過とともに実際のステータスと食い違う可能性があります。最新の情報は必ずopentelemetry.io側のページを確認してください。

OpenTelemetryはシグナルごとに開発が進められています。トレーシング、メトリクス、バゲージ、ロギングはシグナルの例です。シグナルは、分散システム全体でデータを関連付けるための共有の仕組みであるコンテキスト伝搬の上に構築されています。

各シグナルは、以下の4つのコアコンポーネントから構成されます。

シグナルには、プラグインや計装のエコシステムであるcontribコンポーネントも存在します。すべての計装は同じセマンティック規約を共有しており、HTTPリクエストのような共通の操作を観測した際に同じデータを生成することを保証しています。

シグナルとコンポーネントについて詳しくは、OTel仕様書の概要を参照してください。

コンポーネントのライフサイクル

コンポーネントは、Draft、Experimental、Stable、Deprecated、Removedという開発のライフサイクルをたどります。

  • Draftのコンポーネントは設計段階にあり、まだ仕様書に追加されていません。
  • Experimentalのコンポーネントはリリースされており、ベータテストに利用できます。
  • Stableのコンポーネントは後方互換性があり、長期サポートの対象です。
  • Deprecatedのコンポーネントは安定していますが、最終的に削除される可能性があります。

ライフサイクルと長期サポートの完全な定義については、バージョニングと安定性を参照してください。

現在のステータス

以下は、現在利用可能なシグナルについての高レベルのステータスレポートです。OpenTelemetryクライアントは共有の仕様書に準拠していますが、それぞれ独立して開発されている点に注意してください。

各クライアントの現在のステータスは、そのGitHubリポジトリのREADMEで確認することを推奨します。特定の機能に対する各クライアントのサポート状況は、仕様準拠マトリクスで確認できます。

以下の各節について、CollectorのステータスはProtocolのステータスと同じであることに注意してください。

トレーシング

仕様書

コンポーネントステータス
APIStable
SDKStable
ProtocolStable

補足:

  • トレーシングの仕様書は現在完全に安定しており、長期サポートの対象です。
  • トレーシングの仕様書は引き続き拡張可能ですが、後方互換性のある形に限られます。
  • OpenTelemetryクライアントは、トレーシングの実装が完了した時点でv1.0としてバージョン付けされます。

メトリクス

仕様書

コンポーネントステータス
APIStable
SDKMixed
ProtocolStable

補足:

  • OpenTelemetry Metricsは現在活発に開発が進められています。
  • データモデルは安定しており、OTLPプロトコルの一部としてリリースされています。
  • メトリクスパイプラインの実験的なサポートがCollectorで利用可能です。
  • Prometheusのサポートは、Prometheusコミュニティと協力してCollectorで開発が進められています。

バゲージ

仕様書

コンポーネントステータス
APIStable
SDKStable
ProtocolN/A

補足:

  • OpenTelemetry Baggageは現在完全に安定しています。
  • バゲージはオブザーバビリティのためのツールではなく、後続のサービスがアクセスできるように、任意のキーと値をトランザクションに付与するための仕組みです。そのため、バゲージにはOTLPやCollectorのコンポーネントは存在しません。

ロギング

仕様書

コンポーネントステータス
Bridge APIStable
SDKStable
ProtocolStable

補足:

  • ログのデータモデルはOpenTelemetry Protocolの一部としてリリースされています。
  • 多数のデータフォーマットに対応するログ処理が、Stanzaの寄贈によってCollectorに追加されています。
  • OpenTelemetry Log Bridge APIは、既存のロギングフレームワークからのログをOpenTelemetryへ橋渡しするアペンダーを書けるようにします。Logs Bridge APIはエンドユーザーが直接呼び出すことを意図していません。ログアペンダーは多くの言語で開発が進められています。
  • OpenTelemetry Log SDKはLog Bridge APIの標準的な実装です。アプリケーションはSDKを設定して、ログをどのように処理・エクスポートするか(例えばOTLPを使うかどうか)を指定します。
  • OpenTelemetry Log Bridge APIには、イベントのセマンティック規約に準拠するログレコードを発行する実験的なサポートが含まれています。

プロファイル

仕様書

コンポーネントステータス
ProtocolDevelopment